独立後は事務手続きも自分で!

請求書の発行などの事務手続きについて語ります

フリーランスが請求書を発行しない場合に起こりえるトラブル

業務について支払いを受けるに当たっては、請求書を作らないといけないという法律はありません。そのため、たとえ口約束であっても支払いを受けることはできます。
しかし、フリーランスとして仕事をしっかりと続けていきたいのであれば、きちんと請求書を発行する習慣を付けた方が良いでしょう。というのも、請求書を発行しないと、様々なトラブルが発生するリスクが高くなるからです。

まず、報酬額の問題があります。報酬額について明確にした文書がないと、相手が口約束で交わした金額よりも低い報酬を支払ってきても、対抗できる手段が乏しく面倒なことになってしまいます。また、代金については正確に伝わっていたとしても、消費税や源泉徴収などの差し引きについての行き違いがあり、先方からの支払額トータルが低くなってしまうこともあり得ます。
さらに、支払期日についてもトラブルが起きやすくなります。請求書では支払いをいつまでにするかを記します。しかし、それがないとつい入金を忘れてしまって、ずるずると支払いが遅くなってしまうことがあるのです。相手の都合であえて支払いを遅らせているとしても、請求書がないとこちらの不備として応じてくれないこともあります。

ただでさえフリーランス個人事業主という立場ですので、クライアントから下に見られて、請求の踏み倒しや減額などの被害に遭いやすい状況が見られます。こうしたトラブルにできるだけ遭わないためにも、できることはしっかりと行いましょう。請求書を発行するのは面倒に思えるかもしれませんが、慣れればすぐにできます。フリーランスにとって重要な請求書について、もっと理解を深めたい方はこのサイトもお勧めです。